自然
「北斗の水くみ」写真展2010
平成22年10月27日(水)午前10時より、「北斗の水くみ写真展」審査委員会が開催され、 入選作品3点(うち優秀作品1点)が選出されましたので、ご紹介します。
優秀作品:1点 入選作品2点
講評 | 魚眼レンズの使用などの工夫もあり、銀河の星のきらめきが表現され感動したが、構図の点で北斗七星の位置がもう少し中央によっていたら良かったです。 |
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第3回目となる今年は11点(5人)の応募がありました。気象条件の良し悪しや体力を要する作業なので少々疲れ気味かなと心配しましたが、撮影場所を宗像に限らなかったこともあり、これまでに負けない力作が届きました。また、魚眼レンズやクロスフィルターの使用など、工夫を凝らした作品もあります。
回を重ねるごとに、作品の質が上がってきているように感じます。優秀作品は、特に宇宙の壮大さの表現や宗像でも出現する天の川に審査員から感動の声があがりました。
北斗は水汲みの時大気減光で升の底の部分にあたるふたつの星は(シーイングもあって)なかなか写りません。
今回は、どの瞬間(星の位置や天候の変化など)を撮るかに苦労があったようです。
いずれも応募者の努力と忍耐力には敬服いたしました。
審査委員の評価はなかなか厳しいのですが、全体として、作者の心に描く北斗の姿を重ねたという作品が多かったように思います。
来年もさらなる工夫と努力により、垣間見える北斗七星の姿を捉えていただけることを期待しています。
今年は、むなかた電子博物館の企画運営委員の中にコンパクトデジカメを使っての撮影に挑戦したものがありましたが、応募要件に満たなかったため審査の対象外としました。北斗の水くみの瞬間を捉えることの難しさを実感するとともに、改めてむなかたの夜空に輝く星の美しさに感動しています。
<審査委員(敬称略(50音順)、*印は写真展実行委員)>
伊津信之介*、中野多恵、肘井俊広、平井正則*、平松秋子*、藤原智子、堀内伸太郎*