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紀要

むなかた電子博物館
紀 要
第3号

 座談会『社会教育施設としての水族館』をはじめ、博物館の進化とこれからの姿を見つめた『ICT活用による博物館の進化』、玄海に辿り着く漂流物や城郭から見た宗像の戦国時代、北斗の水くみ、昔の人々の暮らしを知るための取り組みに、特設展『田熊石畑遺跡と古代のムナカタ展』についての報告など、より深く広い専門的情報が充実しています。

巻頭言
平井正則(1.38MB)

座談会

社会教育施設としての水族館
高田浩二他(1.74MB)

九州ウェブサイト大賞
博物館法改正
ミュージアムの役割とPDA・iPod
マスから個別対応へ 博物館の姿勢
動物園・水族館の社会評価
「むなかた電子博物館」のエコ・エコロジー
教育機関としての博物館・水族館・動物園
専門家とボランティア
公開ウェブサイトと非公開ウェブサイト

ICT活用による博物館の進化
高田浩二(2.47MB)

1.視聴覚機器からICTへの「進化」
2.博物館の新しい定義(博物館から博情館へ)
3.博物館法改正における博物館資料の解釈拡大
4.博物館の情報化にできること
5.学校教育、社会教育の情報化と博物館
6.博物館教育における情報化
7.私と情報機器の出会いと歩み
8.海の中道海洋生態科学館の具体的取り組み
 8-1.テレビ電話回線を活用した遠隔授業
 8-2.Web教材の開発
 8-3.CD-ROM教材の開発
 8-4.携帯型情報端末を活用した学習実践
 8-5.博物館における情報化の未来と課題

漂着物の四十年(玄界漂着譚)1968年-2010年
石井忠(2.06MB)

1.花綵列島
2.流れ寄るもの
3.海岸を歩く
4.渚の百科事典
5.漂着物との四十年
 5-1.1970年(昭和45年)
 5-2.1965年(昭和40年)
 5-3.1973年(昭和48年)
 5-4.1974年(昭和49年)
 5-5.1988年(昭和63年)
 5-6.1991年(平成3年)
 5-7.1996年(平成8年)
 5-8.1998年(平成10年)
 5-9.1998年(平成10年)
 5-10.2001年(平成13年)
6.漂着植物の変化 50

城郭から見た宗像の戦国時代
-大宮司宗像氏貞の時代を中心として-
藤野正人(17.51MB)

1.中世の城郭
 1-1.私達がもっている城郭のイメージ
 1-2.中世戦国期の城郭とは
 1-3.城郭の探し方
 1-4.縄張(平面図)調査とは(地表面観察による現地調査)
  1-4-1.縄張り調査の方法について
  1-4-2.縄張り調査から何がわかるか
 1-5.城郭の各施設の部位名称について
2.宗像郡の地理的状況と宗像氏について
 2-1.宗像郡の地理的状況
  2-1-1.筑前国の立地と様相
  2-1-2.関門地域と博多の中間に位置する交通の要衝
  2-1‐3.海岸線に富み多くの島や浦を有している
 2-2.宗像氏について
 2-3.宗像氏貞について
  2-3-1.宗像地方の領主としての最後の大宮司
  2-3-2.その勢力範囲
3.宗像氏の城郭
 3-1.宗像宮(辺津宮)を囲む諸城と宗像氏代々の居城片脇城
 3-1-1.田島
 3-1-2.片脇城とともに辺津宮を囲む三つの城
  3-1-2-1.北 吉田城(十郎ヶ城) 宗像市吉田
  3-1-2-2.東 大障子城(津瀬城) 宗像市多礼
  3-1-2-3.勝浦岳城 福津市勝浦
  3-1-3.片脇城の遺構について
  3-1-4.宗像氏の代々の居城としての片脇城
  3-1-5.片脇城と小金原合戦
  3-1-6.唐傍氏の勝村岳在番について
 3-2.宗像氏貞が当初拠点とした白山城
  3-2-1.白山城のある山田と宗像氏
  3-2-2.白山城の構造
  3-2-3.黒川鍋寿丸(宗像氏貞)は、なぜ当初、白山城を拠点としたのか?
 3-3.大友氏との講和を有利にした当国(筑前国)無双の城「岳山城」
  3-3-1.交通の要衝赤間
  3-3-2.岳山城の規模と構造
  3-3-3.瓦、鉄滓等の出土物の意味するもの
  3-3-4.氏貞が城山(蔦が岳)を本城に選定した理由
  3-3-5.永禄十二年の立花陣と岳山城
  3-3-6.城下並びに周辺の諸城砦番所
  3-3-7.岳山城の城下について、氏貞の館はどこにあったか?
  3-3-8.三郎丸土塁
 3-4.西部防衛の最重要拠点許斐岳城
  3-4-1.博多往還(唐津街道)に沿って並ぶ諸城
  3-4-2.許斐岳城の規模と構造
  3-4-3.歴史
  3-4-4.許斐岳城における横矢掛りと氏貞死去後の宗像
  3-4-5.許斐岳城に関する文書
  3-4-6.里城について
   3-4-6-1.許斐里城
   3-4-6-2.吉原里城
  3-4-7.許斐岳城には、どのような家臣が配置されていたのであろうか?
 3-5.大友勢力との接触点「飯盛城」
 3-6.大島城を初めとする浦と島の城
  3-6-1.宗像水軍と海上ネットワークを形成する諸城
  3-6-2.乱世の避難場所としての大島、地島(泊島)
  3-6-3.宗像水軍の最後の活動(秀吉の九州統一戦のため薩摩へ向った宗像水軍)
  3-6-4.詰めの城としての大島
  3-6-5.領民数千人を大島、地島へ避難させる宗像水軍の輸送力
  3-6-6.その他の諸城
   3-6-6-1.大島城(城腰)
   3-6-6-2.地島城(城腰)
   3-6-6-3.勝島城(城の辻)
   3-6-6-4.草崎城
 3-7.大内氏による宗像郡の直轄領化と赤間庄にある名残城
 3-8.拡大した領域(鞍手郡と遠賀郡)支配に苦慮する氏貞と城郭
  3-8-1.若宮庄の拠点宮永城
  3-8-2.遠賀庄にある手野(三吉)城
  3-8-3.宗像氏の御牧(遠賀)、鞍手郡における領主権力の限界
4.まとめ
 4-1.宗像氏の本城の変遷と岳山城
 4-2.城郭配置から見とれるもの
  4-2-1.陸路を押える
  4-2-2.水路や農業生産基盤の水利権を押える
  4-2-3.海上交通の押え(宗像水軍を支援する海の城砦群)
  4-2-4.宗像宮(辺津宮)を防衛する四城郭
  4-2-5.氏貞の拠点赤間を防衛する城砦群
  4-2-6.許斐岳城を中心として、宗像氏の対立花防衛ラインを形成する諸城
 4-3.岳山城を中心にほぼ南北にならぶ諸城と戦国期の情報伝達
 4-4.畝状竪堀を設置する城
 4-5.城郭の存在意義、落城した記録がある城郭は意外に少ない
5.最後に

北斗水くみ研究
-北斗ダイアルをつくろう-
平井正則(2.11MB)

1.準備するもの
2.作り方
3.使い方

むなかたの弥生時代の人々のくらし(2)
~ 石包丁をつくろう ~
鎌田隆徳(1.99MB)

1.はじめに
2.むなかたの弥生時代
3.石包丁をつくる
 3-1.弥生時代の石器
 3-2.石包丁をつくろう

「田熊石畑遺跡と古代のムナカタ展」を終えて
白木英敏(1.56MB)

1.開催にあたって
2.開催概要
3.内容
4.開催の広報と関連イベント
5.むなかた電子博物館との連携
6.来場者数とアンケート調査の結果
7.評価
8.課題
9.まとめ

宗像市郷土文化学習交流施設の概要
博物館建設に向けての市の動き
清水比呂之(1.43MB)

はじめに
1.施設の経緯
2.海人とは
 2-1.海人の定義
 2-1.海人シンポジウムの開催
3.海人文化村構想
4.宗像遺産
5.郷土文化学習交流施設
 5-1.市民との連携と協働による活動
 5-1.地域学芸員の養成
 5-1.むなかた電子博物館との連携
 5-1.展示の内容
6.まとめ

旧宗像市民俗資料館について
平松秋子(1.67MB)

1.はじめに
2.宗像市民俗資料館の自然的環境
3.鐘崎海女について
4.民俗資料館の運営
5.民俗資料館に収蔵された資料
6.宗像市における今後の民俗資料の保管収集
7.まとめ
8.付図 『旧宗像市民俗資料館について』 平松秋子

「むなかた電子博物館」の評価と課題
上田めぐみ(2.02MB)

1.はじめに
2.九州ウェブサイト大賞と「むなかた電子博物館」
3.事業仕分けと「むなかた電子博物館」
4.「むなかた電子博物館」の現状と課題
 4-1.認知度が低い
 4-2.双方向性の確保
 4-3.展示更新時間の短縮
5.「むなかた電子博物館」の今後
6.2010年度(平成22年度)活動記録
7.「むなかた電子博物館」市民パートナー

編集後記
伊津信之介(1.38MB)

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(20.36MB)

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