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むなかたが集まる
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ミヤコドリ

種目 ミヤコドリ (都鳥) 分類 チドリ目
ミヤコドリ科
ミヤコドリ属
学名 Hoematopus ostralegus 英名 Oystercatcher
ミヤコドリ
(都鳥)
チドリ目
ミヤコドリ科
ミヤコドリ属
Hoematopus ostralegus Oystercatcher

宗像市でみられる場所・時期

宗像では冬鳥であるが,定着しておらず,通過個体が,海岸部で時折見られる程度である。その意味では旅鳥と言うこともできる。

特徴

全長45㎝。雌雄同色である。
頭部から胸,上面は黒く,側胸から体下面は白い。飛翔時には白い翼帯が目立つ。腰から上尾筒は白く,尾は黒い。
夏羽では嘴,足,虹彩共に赤い。冬羽では嘴が先の方ほど赤みが減り,鈍い色になる。足はピンク色になる。

習性

冬鳥である。海岸の砂浜,干潟,河口などで生息する。砂浜などを歩きながら,主に2枚貝を食べる。名前の通り,牡蠣なども食べる。従前は渡来数が少なかったが,最近は,200羽ほどが渡来する場所も増えてきているという。

分布

日本国内では冬鳥である。東北地方以北では旅鳥となる。一部は越夏するものもいる。
世界的に見るとユーラシア大陸西南部,沿海州,などで繁殖し,紅海及びペルシャ湾沿岸部,バングラディシュ沿岸部,中国福建省及び広東省沿岸部などで越冬する。
宗像市の近くでは,福岡市の和白干潟で20羽から30羽程度の越冬群を見ることができる。

その他

伊勢物語第9段にある「名にしおわば いざこと問わん都鳥 我が思う人はありやなしやと」という詩に詠われた鳥は,「白き鳥の嘴と脚と赤き,鴫の大きさなる,水の上に遊びつつ魚を食う」という説明があり,本種とは異なり,ユリカモメとされている。

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