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チョウゲンボウ
種目 | チョウゲンボウ (長元坊) | 分類 |
ハヤブサ目 ハヤブサ科 ハヤブサ属 |
学名 | Falco tinnunclus | 英名 | Common Kestrel |
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チョウゲンボウ (長元坊) |
ハヤブサ目 ハヤブサ科 ハヤブサ属 |
Falco tinnunclus | Common Kestrel |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では冬鳥で,9月ころから3月ころにかけて観察することができる。釣川や朝町川流域の水田や畑地でよく見かける。
特徴
全長は,雄30㎝,雌33㎝で,キジバトよりもやや大きい。
雄は,頭部,尾上面は青灰色で,鬼黒くて太いサブターミナルバンドがある。顔にひげ状の明瞭な斑(ハヤブサひげと言われる。)がある。 背からの翼正面は茶褐色で,黒褐色の斑がある。顋以下の体下面は淡褐色で,黒褐色の斑がある。
雌は頭頂からの体上面は茶褐色で,黒褐色の太めの斑がある。
嘴は先端が黒く,基部は青灰色で蝋膜,眼瞼輪,足は黄色である。虹彩は暗褐色で爪は黒い。
習性
主に北海道,本州中部以北の平地から山林の崖地,橋桁,社寺林の樹洞などで繁殖し,農耕地,河川敷の草地,埋立地などの荒地に生息する。ホバリングなどで主にハタネズミなどの小型ほ乳類のほか,小鳥類,昆虫類,両生類,は虫類なども補食する。
西日本では主に冬鳥だが,繁殖地が南下傾向にある。
分布
世界的には,ユーラシア大陸,アフリカ大陸(乾燥地帯を除く)に分布する。
その他
宗像で見ることができる冬の猛禽類の中では小さい方に属する。ハト大であることから,猛禽類と気づかないことがあると思われる。カラスに追われて逃げ回る姿を目撃することもある。