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クロハラアジサシ
種目 | クロハラアジサシ (黒腹鰺刺) | 分類 |
チドリ目 カモメ科 クロハラアジサシ属 |
学名 | Chidonias hybrida | 英名 | Whiskered Tern |
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クロハラアジサシ (黒腹鰺刺) |
チドリ目 カモメ科 クロハラアジサシ属 |
Chidonias hybrida | Whiskered Tern |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,春秋の渡りの時期(5月~6月,9月~10月)に,海岸や釣川河口付近で見ることができる。ただし,少数しか立ち寄らないので,見る機会は限られている。
特徴
全長33㎝~36㎝。コアジサシよりやや大きく,雌雄同色である。
成鳥夏羽は,額から後頸は黒く,背から翼上面,腰から尾までが灰色である。顋から喉,頬は白く,喉下から頸側以下の体下面は黒灰色,尻から下尾筒は白い。翼下面は白く,風切後縁は黒灰色。嘴と脚は赤黒い。尾は短くて浅い燕尾で角尾に近い。
冬羽は,額から後頸までは,ごま塩状の斑になり,顋以下の体下面は白い。嘴は黒くなり,足は赤黒い。
習性
海岸,内海,港,干潟,湖沼,池,河川,水田,湿地などに飛来し,滞空飛行して食べ物を探し,昆虫類などは空中や草の上からすくい上げ,魚類など白地橋ですくい上げるようにして捕食する。
分布
旅鳥として北海道,本州,佐渡,舳倉島,見島,四国,九州,伊豆諸島,小笠原諸島,南西諸島などの内湾,河口,干潟,河川,湖沼,湿地などに飛来する。一部は越冬することもある。
世界的に見ると沿海州,カスピ海から黒海にかけて,地中海北側沿岸で繁殖し,アフリカ中央部,インド亜大陸,インドシナ半島,フィリピン,インドネシア,ミクロネシア,オーストラリア(乾燥地帯を除く)で越冬する。
その他
ハジロクロハラアジサシの嘴は本種に比較してやや短い。