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オオセグロカモメ
種目 | オオセグロカモメ (大背黒鴎) | 分類 |
チドリ目 カモメ科 カモメ属 |
学名 | Larus schistisagus | 英名 | Slaty-backed Gull |
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オオセグロカモメ (大背黒鴎) |
チドリ目 カモメ科 カモメ属 |
Larus schistisagus | Slaty-backed Gull |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では冬鳥で,10月~4月ころまで,海域や海岸で見ることができる。
特徴
全長64㎝。雌雄同色で,4~5年目で成鳥羽になる。
セグロカモメに似ているが,成鳥の上面は大型カモメでは最も濃く黒灰色である。
冬羽は,頭部から胸に灰褐色斑があり,眼の周りに集中するため淡色の虹彩とあわせて顔つきが悪く見える。飛翔時は翼後縁の幅広い白色体が目立つ。翼下面は初列先端の黒色部がセグロカモメより少ない。嘴はやや太めで黄色く,下嘴に赤斑がある。足はピンク色で尾は白い。
夏羽は,頭部から胸は白くなる。幼鳥は全体に褐色で,羽縁は淡色である。
習性
沖合,沿岸,内湾,港,河口などに飛来し,群れて生活する。断崖や砂浜の海岸線などを岸に沿って飛んでいることが多い。動物質なら何でも食べ,繁殖期には他の鳥の卵や雛も食べる。
分布
留鳥または漂鳥である。青森県以北で繁殖し,ほぼ全国で見ることができるが西に行くほど少なくなる。
オホーツク海沿岸,千島列島,シベリアのベーリング海沿岸で繁殖し,日本列島沿岸部,紅海沿岸部で越冬する。
その他
カモメ類は種類が多い上,羽衣の季節変化や,成長による変化で,同じ種でも変異が大きい。そのため判別は難しい。