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1979年(昭和54年)宗像町文化財調査報告書第1集/『相原古墳群』

記念すべき旧宗像町初の発掘調査報告書です。宗像には発掘調査を担当できる文化財の専門職員はまだ配属されていなかったため、福岡県教育委員会によって発掘調査が行われました。昭和52年11月から翌53年9月にかけ22基の古墳の調査を行い、6世紀前半から7世紀後半にかけ継続して営まれた古墳群であることがわかりました。なかでも7世紀前半に造られた2号墳(直径20.8m)からは、大変珍しい新羅土器(しらぎどき)が出土しています。新羅土器とは朝鮮半島の新羅国からもたらされた青灰色の陶質土器です。表面に花文や円文などの華麗な文様をコンパスやスタンプを用いて幾何学的に描くことに特徴があります。宗像と朝鮮半島との交流をうかがわせる優品といえます。

『相原古墳群』宗像町文化財調査報告書第1集(2 MB)
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