自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
ヘラサギ
種目 | ヘラサギ (箆鷺) | 分類 |
ペリカン目 トキ科 ヘラサギ属 |
学名 | Platalea leucorodia | 英名 | Eurasian Spoonbill |
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ヘラサギ (箆鷺) |
ペリカン目 トキ科 ヘラサギ属 |
Platalea leucorodia | Eurasian Spoonbill |
宗像市でみられる場所・時期
福津市津屋崎ではクロツラヘラサギとともに毎年数羽が飛来し越冬している。宗像市では稀な冬鳥として大井ダムや釣川などで記録がある。11月から4月にかけて、釣川沿いや大井ダム、各地のため池などでみられる可能性がある。
2022年3月中旬/場所:大井ダム/情報・写真提供:宗像市大井台 内山さん
特徴
全長83㎝。雌雄同色。
全身が白く,嘴と脚が黒い。長い嘴は先端がヘラ状で,上面の先端周辺が黄色。夏羽は後頭に黄金色の冠羽があり,喉や胸も黄金色を帯びる。下嘴基部と眼先,目の周りの裸出部は黄色くなり,虹彩は赤くなる。
冬羽は,冠羽や胸の黄色みが消え,目先は青白い。
幼鳥や若鳥は風切りの先端と,外側初列風切は黒色で飛翔時に目立つ。幼鳥の嘴は肉色みを帯びた黒色である。
習性
干潟,河口,河川,湖沼,池などで生息する。群れで行動し,人が近づけないような場所をねぐらにする。干潮になると嘴を水中に入れて左右に振り,嘴に触れた魚などを捕る。集団で追い込み漁をするような印象も受ける。
日本国内では,クロツラヘラサギとつかず離れずの生活をしていることが多く,ヘラサギとクロツラヘラサギを同時に観察できることが多い。
分布
ユーラシア大陸中央部で繁殖する。ヨーロッパでも見られる。世界的にはクロツラヘラサギに比較して数が多いとされているが,九州北部では,クロツラヘラサギが多く見られる。
その他
クロツラヘラサギとよく似ているが,目の周りの色や模様,喉などの裸出部の色合いが異なることから判別できる。サギ類は頸を曲げて飛翔するが,トキ類は頸を伸ばして飛翔する。サギ類との大きな判別ポイントである。