自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
カラシラサギ
種目 | カラシラサギ (唐白鷺) | 分類 |
ペリカン目 サギ科 コサギ属 |
学名 | Egretta eulophotes | 英名 | Chinese Egret |
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カラシラサギ (唐白鷺) |
ペリカン目 サギ科 コサギ属 |
Egretta eulophotes | Chinese Egret |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では稀な旅鳥で,春の渡りの時期(5月ころ)に,釣川河口など,海岸に渡来することがある。
特徴
全長65㎝。全身白色で,コサギに似る。雌雄同色である。
夏羽は,嘴が黄橙色であり,眼先は青緑色である。後頭には房状の冠羽があり,頸の付け根,胸,背には飾り羽がある。足は黒く,趾は黄色。虹彩は黄色だが,暗色の個体もいる。婚姻色では眼先の青みが濃くなり,嘴基部と趾が赤橙色になる。
冬羽では,嘴が黒くなり,下嘴基部と眼先が黄色みを帯びるため,コサギの幼鳥との識別が難しい。
習性
海岸,河口,干潟,水田,湿地,河川などに飛来する。一羽で行動し,海岸などの水辺で潮の干満に左右されながら活動し,コサギのように足を震わせ足りしながら魚を捕る。
分布
旅鳥,または稀な冬鳥として,地域を定めず,飛来する。日本海側の島嶼や九州以南での記録が多い。
世界的稀少種で,朝鮮半島北西沿岸と中国東南部沿岸のみで繁殖する。
その他
クロサギの白色型,コサギとの判別が必要になる。