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自然

むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です

むなかたの野鳥

ゴイサギ

種目 ゴイサギ (五位鷺) 分類 ペリカン目
サギ科
ゴイサギ属
学名 Nycticorax nycticorax 英名 Black-crowned Night Heron
ゴイサギ
(五位鷺)
ペリカン目
サギ科
ゴイサギ属
Nycticorax nycticorax Black-crowned Night Heron

宗像市でみられる場所・時期

宗像市では留鳥。ほぼ一年中見ることができる。一部では繁殖もしている。

特徴

全長57.5㎝。雌雄同色。
成鳥は,頭頂から背,肩羽は紺色で,後頭には白く細長い飾り羽が2本ある。額から目の上までは白い。翼,腰,尾は灰色。体下面は白く,側頭から脇は灰色がかっている。嘴は黒く,足は黄色,目先は青灰色で,虹彩は赤い。
幼鳥は全体に褐色で,白斑または淡いハブ色斑が密にあり,俗に「ホシゴイ」と呼ばれる。体下面は灰白色で,褐色縦斑がある。嘴は暗色で下嘴は黄色みがある。足は緑黄色。目先は緑黄色で,虹彩は黄橙色である。成鳥羽になるには4年かかると言われている。
なお,成鳥と幼鳥は別の鳥かと思うくらいに色合いが異なり,慣れるまでは同定が難しい。

習性

巣は樹上につくり、何羽も集まって集団繁殖(コロニー)する。ゴイサギのみではなく,コサギ,アオサギなど他種とも集まってコロニーを作ることがある。ゴイサギは,昼間は林の中でじっとしていて,夕方から川や池へ出かけていって魚を捕る夜行性のサギである。
「クワッ クワァッ」と一声ずつ鳴き,夜空から聞こえてくることが普通である。この声から「夜烏(よがらす)」の異名を持つが,学名のNycticoraxのcoraxは烏、nyctiはnightの意味なので,やはり「夜烏」である。

分布

ほぼ全国に分布する。雪の多い地方では夏鳥で,沖縄諸島では冬鳥,その他の地域では留鳥である。世界的にも温帯から熱帯にかけて広く分布する。
世界的にも,オセアニア,ヨーロッパ(地中海沿岸を含む)を除き,温帯から熱帯にかけて幅広く分布する。

その他

この鷺が,ゴイ(五位)サギになった由来は,ときの醍醐(だいご)天皇が,池にいたこの鳥を見つけ,捕えるように家来に命令したところ,家来が近づいても逃げることなく,おとなしく捕らえられたので,天皇は,命令にさからわず神妙であると,五位の位(くらい)を与え,それからこのサギは五位のサギ,ゴイサギになったというものである。

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