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自然

むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です

むなかたの野鳥

アオバズク

種目 アオバズク (青葉梟) 分類 フクロウ目
フクロウ科
アオバズク属
学名 Ninox scutulata 英名 Brown Hawk-Owl
アオバズク
(青葉梟)
フクロウ目
フクロウ科
アオバズク属
Ninox scutulata Brown Hawk-Owl

宗像市でみられる場所・時期

宗像では夏鳥である。5月中旬に飛来し,寺社林の大木の樹洞で繁殖する。近年まで,宗像市内でも見る機会があったが,最近は数が少なくなり,見る機会が限られてきている。

特徴

全長29㎝。雌雄同色である。羽角がない中型のフクロウである。
頭部から体上面は黒褐色で,胸以下の体下面は白く,暗褐色の太い縦斑がある。嘴は黒褐色でその周囲は灰色がかる。虹彩と足は黄色。翼と尾は長めで飛翔時の姿はタカ類と似ている。風切と尾は褐色で淡褐色の横斑がある。

習性

平地から山地の林,神社仏閣などの杜,屋敷林などに飛来し,一羽かつがいで生活する。日中は暗い林内や樹洞などで休息し夕暮れから活動し始める。種に昆虫類を捕り,カエルや小鳥なども食べる。夕暮れに2音で,「ホッ,ホッ」と雌雄で鳴き交わす。
繁殖は2羽から4羽を産む。渡去時は,親鳥が先に渡去し,その後1週間ほどして幼鳥が渡去する。

分布

夏鳥または留鳥でほぼ全国に飛来する。最近は巣にふさわしい樹洞のある大木の現象,越冬地の環境変化などで減少が著しいと言われている。
世界的に見ると,日本列島,沿海州,朝鮮半島などで繁殖し,インド亜大陸,インドシナ半島,スマトラ島,ジャワ島,フィリピン,台湾などで越冬する。

その他

青葉の季節に渡来することから「アオバズク」と呼ばれている。8月末までには渡去する。

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