自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
ナベヅル
種目 | ナベヅル (鍋鶴) | 分類 |
ツル目 ツル科 ツル属 |
学名 | Grus monacha | 英名 | Hooded Crane |
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ナベヅル (鍋鶴) |
ツル目 ツル科 ツル属 |
Grus monacha | Hooded Crane |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,春秋の渡りの時期に稀に上空を通過したり,休憩のために立ち寄ったりすることがある。
ただし,宗像は渡りのメインルートから外れており,稀にしか見ることができない。
特徴
全長100㎝,雌雄同色である。
体は灰黒色で,頭部から頸は白い。額から眼先は黒く,目の上に赤斑がある。嘴は淡黄色で,体は灰黒色。虹彩は赤い。飛翔時は,上面が一様で雨覆と他の部分とのコントラストがはっきりしない。
習性
水田,湿地,干潟,畑,休耕田などで生活する。一定のねぐらを持ち,家族群で縄張りを持って一日を過ごす。しかし,越冬地(出水市,周南市)では,近年飛来数が多くなり,元来のような縄張りは持てなくなってきている。
分布
冬鳥として,毎年,鹿児島県出水市,山口県周南市に渡来する。他の地域では不定期の飛来となる。出水市では,「万羽鶴」と言われ,一万羽を超えるツル(ナベヅル,マナヅルなど)が越冬する。
その他
世界的にも珍しい鳥で,シベリアのアムール川流域で繁殖し,上記の2カ所を中心に越冬する。最近は,集中しすぎて病気が発生すると全滅の恐れがあると危惧されるまでになり,分散化を図っているがなかなか成功しない。