自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
セイタカシギ
種目 | セイタカシギ (背高鷸) | 分類 |
チドリ目 セイタカシギ科 セイタカシギ属 |
学名 | Himantopus himantopus | 英名 | Black-winged Stilt |
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セイタカシギ (背高鷸) |
チドリ目 セイタカシギ科 セイタカシギ属 |
Himantopus himantopus | Black-winged Stilt |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,春秋の渡りの時期(3月後半から4月,9月から10月)に,用水路,海岸,河口,水張りの終わった田圃などで観察することができる。どちらかと言えば春の時期に観察されることが多い。多くの年は単独または少数での飛来であるが,時には10羽から20羽が集団で飛来する年もある。
特徴
全長37㎝。キジバトくらいの大きさで,雌雄ほぼ同色である。
長い足と細長い嘴が特徴である。
雄の夏羽は,頭頂から後頸が黒く,上面は緑色光沢のある黒色でその他の部分は白い。頭部の黒色部は変異が多い。嘴は黒く,足と虹彩は赤い。飛翔時は背から小間での白色が目立つ。
雌の頭部は白色もしくはわずかに灰黒色部があるのみ。幼鳥は,頭頂から後頸,上面にかけて黒褐色で,バフ色の羽縁が特徴である。
同じような特徴を持つ鳥はおらず,一度見ると忘れられない鳥である。
習性
干潟,河口,海辺に近い湖沼,池,水田などに飛来し,群れで行動し,水辺で嘴を左右に振って,魚類,甲殻類,昆虫類などを食べる。イトミミズなどのミミズ類も食べる。
「ケッ」,「ピュウ」などと鳴く。
分布
主に旅鳥で,全国に飛来する。東京湾周辺では留鳥,愛知県,三重県,沖縄県などで繁殖例がある。
南アメリカ大陸,中央アメリカ,カリブ諸島などで留鳥,テキサスからカリフォルニアの一部で夏鳥となるグループと,オーストラリア,ニュージーランド,ニューギニア,インドネシア,インドシナ半島北部,アフリカ大陸中南部で留鳥,フィリピンでは冬鳥,ヨーロッパからウラル怪までの局所的な水辺で夏鳥となる。
その他
珍鳥の部類であるが,最近,日本国内では観察機会が増えてきている。美しい鳥で,人気がある。