自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
コガモ
種目 | コガモ (小鴨) | 分類 |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
学名 | Anas crecca | 英名 | Commmon Teal |
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コガモ (小鴨) |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
Anas crecca | Commmon Teal |
宗像市でみられる場所・時期
冬鳥で,10月~4月にかけてみることができる。
釣川の中流でよくみられるほか,釣川の支川やため池でも見ることができる。
カモ類の中では早めに渡来し,最も遅くまで滞在する傾向がある。
特徴
全長38㎝。日本で見ることができるカモ類では最小級である。
雄は,頭部が栗色で,目の周りから後頭が緑色。顔の緑色と栗色の境界に淡色の細い線がある。体は灰色で,翼は初列風切,雨覆が暗褐色で大・中雨覆は灰色がかっている。翼鏡は緑色で上下は白線に挟まれている。
雌は,全体に褐色で,黒褐色斑がある。嘴は黒いが基部がわずかながら黄色で,下尾筒の両脇に細い白斑がある。
習性
河川や池などで見ることができる。やや臆病な性格で,水際の草陰や石の露出した瀬に身を隠すようにしていることが多く,広い水面に出ることはあまりない。広い水面に出ているときでも人の気配を察するとすぐに逃げ出したり身を隠す。
水辺で植物の種子や藻類を食べる。
分布
ユーラシア大陸北部と北アメリカ北部で繁殖し,冬は東南アジアやアフリカ,中米付近でも越冬する。
日本では全国に冬鳥として飛来するほか,本州中部以北では少数が繁殖している。
その他
カモ類には,水に潜る種類(潜水採餌ガモ)と,水に潜らない種類(水面採餌ガモ)がいる。宗像で見ることができる種類で,水に潜らない種類の代表格が,コガモやマガモである。