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1979年(昭和54年)宗像町文化財調査報告書第2集/『久戸古墳群』

昭和53年11月から翌54年1月にかけ、福岡県教育委員会によって発掘調査が行われました。標高50mほどの丘陵上から4世紀から6世紀にかけて営まれた古墳13基をはじめ小石室2基、石棺墓1基、石蓋土壙墓(せきがいどこうぼ)1基が検出されました。古墳の埋葬施設は初期の横穴式石室である竪穴系横口式石室(たてあなけいよこぐちしきせきしつ)や横穴、箱式石棺、割竹形木棺(わりたけがたもっかん)などバラエティーに富むことが特徴です。また、5世紀中ごろに築かれた9号墳(直径7m)からは銀象嵌(ぎんぞうがん)がほどこされた大刀の柄飾り、三葉環(さんようかん)が出土しています。このほかの古墳からも甲冑(かっちゅう)や鳥形の特殊な土器などが出土しています。

『久戸古墳群』宗像町文化財調査報告書第2集(2 MB)
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