歴史・文化
神仏にまつわる地名
地蔵峠(じぞうとうげ)
地名の由来
山田といえば、お地蔵さま(増幅院)が有名で、現在毎年四月と七月の地蔵尊の大祭には多くの参拝者が訪れる。] この増福院は一五五四年に宗像大宮司氏貞が建立したもので、地蔵尊は宗像大宮司家の内紛で惨殺された、 菊姫主従六人の怨霊を鎮めるためのものであったという。
この地蔵にちなんでつけられた峠名に地蔵峠がある。遠賀郡岡垣町と山田を結ぶ峠で、四塚の金山と孔大寺山との境にあたる。
現在、宗像市から遠賀郡へと抜ける県道が開通しつつあるが、古くこの峠は百合野峰と呼ばれていた。おそらく、 山田が十四郷のひとつとして数えられてた頃からの名称かもしれない。
出典:『広報むなかた・文化財あれこれ68』(H4.8)
冨地原(ふじわら)
地名の由来
地名の由来は、古く藤原千代丸なる人物がこの地に移り住すみ春日大社を勧請したことによる。現在は大字名。
出典:『宗像市史 通史編第三巻/近現代』