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宗像神社境内

指定
指定種別 国指定史跡

説明

宗像大社には、田心姫神、瑞津姫神、市杵島姫神の三女神が祀られている。沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ一神づつ祀られ、三宮を総称して宗像大社といわれている。

沖津宮のある沖ノ島は、玄海町から西北約60キロメートル、対馬へ75キロメートル、壱岐へ59キロメートルと玄界灘の真っただ中の孤島である。朝鮮半島航路として重要な地点にあり、古代から神聖な島として祭祀が続けられ、4~9世紀にかけての青銅製鏡、馬具・装飾品などの金銅製品、唐三彩、カットグラスなどの豪華な遺物が発見された。俗に「海の正倉院」と称されている。
中津宮は大島の南側の台地上に鎮座している。この周辺に滑石製形代(馬形、人形、舟形)などの遺物が存在し、奈良時代以降祭祀が行われていたことが知られる。
内陸にある辺津宮は、三宮を統括している総社第一宮ともいわれる。丘陵上の高宮祭場は石組みの祭壇が築かれ、原始的な祭祀の形態を残している。
これら三宮境内およびその周辺には古代から中世にかけての隆盛をかたる遺跡も数多く所在し、建築物・美術工芸品などの指定物件も多い。

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