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ハギマシコ
種目 | ハギマシコ (萩猿子) | 分類 |
スズメ目 アトリ科 ハギマシコ属 |
学名 | Leucosticte arctoa | 英名 | Asian Rosy Finch |
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ハギマシコ (萩猿子) |
スズメ目 アトリ科 ハギマシコ属 |
Leucosticte arctoa | Asian Rosy Finch |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,渡りの時期(4月~5月中旬ころ,10月ころ)に,稀に観察できることがある。宗像沖ノ島での観察記録が残っている。
特徴
全長16㎝。スズメより大きい。雌雄ほぼ同色である。
冬羽では,頭頂から後頸が黄褐色で,額から顔以下の体下面は黒褐色で,脇にバラ色の縦斑がある。
雌は,この縦斑が淡黄褐色で,全体がくすんだ色に見える。
背以下の体上面は,黒褐色で,羽縁は黄褐色となる。風切,雨覆の一部の羽縁はバラ色で,嘴は黄褐色,足は黒褐色である。
習性
平地から山地の岩場や草原,海岸の岩場などに飛来し,群れで生活するものが多い。数羽から数十羽,時には数百羽の群れで観察されることもある。広い範囲をよく動き回り,地上を跳ね歩き,草の種子を食べる。
地鳴きは「ジュン ジュン」,「ピー ピー」などである。
分布
冬鳥として全国の平地から山地の林,崖地,草原,農耕地などに飛来する。飛来地は局地的で,西日本では少ない。中部地方以北に多い。
アラスカからカリフォルニアまでの北米大陸太平洋岸及びロッキー山脈付近,カムチャッカ半島,カラフト,アムール川流域付近,バイカル湖周辺で留鳥であり,朝鮮半島で冬鳥となる。