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トモエガモ
種目 | トモエガモ (巴鴨) | 分類 |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
学名 | Anas formosa | 英名 | Baikal Teal |
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トモエガモ (巴鴨) |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
Anas formosa | Baikal Teal |
宗像市でみられる場所・時期
冬鳥。11月から3月にかけてみることができる。
数は少ない。ダム湖で200羽くらいの群れが見られることがあり,福岡県では最大の飛来地の一つとなっている。市内各地の溜め池でも少数を見ることができる。非常に警戒心の強いカモである。オシドリと一緒にいることもある。ただし,常に見られるとは限らない。
特徴
全長39㎝~43㎝。特徴的な模様のある美しいカモである。
雄の顔は,黄白色と緑色,黒色の巴模様である。嘴基部から眉班状に後頭に延びる細い白線は,頸部まで回り込み,後ろから見るとX字型に見える。胸は赤紫褐色で,小さな黒斑があり,側胸に細い横線がある。脇は青灰色,上面は褐色で肩羽の数枚は脇にかかるほど長く蓑羽上である。下尾筒は黒く,白い横線がある。
雌は,全体に褐色で,頬は白っぽく,嘴基部に白斑がある。眼の後方に黒線と細長い淡色斑がある。
雌雄とも嘴は黒色。翼正面は褐色である。翼鏡は緑色で,赤橙色と白色の線に挟まれている。
習性
冬期に渡ってくると,河川,池,湖沼,内湾などで生活する。
日中は休息し,夕方から行動し初め,水中に潜って沈んでいるドングリや,地上に落ちている稲科植物の種子などを食べる。
分布
シベリア東部で繁殖し,東アジアで越冬する。日本では主に西日本で見られるが,生息地は局地的である。
その他
分布域が極東アジアに限られており,その美しい姿からアジアを代表するカモと言われている。
本州の太平洋側よりも,日本海側に多い。太平洋側では不定期に少数が記録されるだけである。南西諸島では迷鳥となる。
韓国では数十万羽の大群がみられる。