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むなかたが集まる
電子データベース

ツミ

種目 ツミ (雀鷹) 分類 タカ目
タカ科
ハイタカ属
学名 Accipiter gularis 英名 Japanese Sparrowhawk
ツミ
(雀鷹)
タカ目
タカ科
ハイタカ属
Accipiter gularis Japanese Sparrowhawk

宗像市でみられる場所・時期

宗像では旅鳥である。春秋の渡りの時期にまれに見ることができる。

特徴

全長,雄は27㎝,雌は30㎝である。キジバトより小さい。
雄成鳥は額からの体上面は暗青灰色で,顋以下の体下面は白く淡い褐色で無斑のものと横斑があるものがいる。黒褐色の細い顋線がある。虹彩は赤色または暗赤色。
雌成鳥は,額からの体上面は暗石板色。暗黒褐色で,蝋膜,眼瞼輪,虹彩は黄色である。
雌雄とも嘴は黒褐色で,蝋膜,眼瞼輪,足は黄色である。

習性

留鳥または夏鳥である。平地から山地の林,市街地などに生息する。3月頃から繁殖行動が見られ,雄は雌に求愛給餌を行う。小鳥類を主として捕食するが,昆虫類も補食する。9月から10月頃に越冬地に行く場合は,単独での行動が多い。

分布

日本列島,沿海州島で繁殖し,東シナ海沿岸の中国,マレーシア,インドネシア,フィリピンで越冬する。
四国,九州,南西諸島では越冬するか通過するが,奄美諸島,沖縄諸島で越冬する場合もある。これら個体について,八重山諸島に分布する亜種ツミ(リュウキュウツミ)と混同する人がいる。

その他

一般に,猛禽類のイメージは,「大きく勇猛である。」というものであり,アカハラダカやツミなど,ハトやカラスの大きさのタカ類は,見落とされていることが多いと思われる。

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