宗像市でみられる場所・時期

宗像では旅鳥で，春秋の渡りの時期に，神湊から鐘崎にかけての海岸で稀に見ることがある。ムナグロも同様であるが，ムナグロに比較しても見る機会は少ない。

特徴

全長２９㎝ 雌雄ほぼ同色である。
夏羽では顔から腹が黒い。上面は白っぽく，白黒の斑模様となる。下腹から下尾筒は白い。嘴は太くて黒い。足も黒い。飛翔時は，腰が白く，下面は黒い腋羽が目立つ。
冬羽は上面が灰褐色で，白色の斑がある。体下面は白っぽく，胸には淡褐色斑がある。

習性

群れで生活するものが多いが，採食時は一羽で行動し，主にゴカイ，ほかに甲殻類や昆虫類なども食べる。

分布

旅鳥で，関東地方以南では冬鳥で，一年中見られる地域もある。北部九州の有明海沿岸では一年中見ることができる地域である。

その他

ムナグロと似るが，ムナグロは比較的淡水域を好み，ダイゼンは海水域を好む傾向がある。