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カワセミ

種目 カワセミ (翡翠) 分類 ブッポウソウ目
カワセミ科
カワセミ属
学名 Alcedo atthis 英名 Common Kingfisher
カワセミ
(翡翠)
ブッポウソウ目
カワセミ科
カワセミ属
Alcedo atthis Common Kingfisher

宗像市でみられる場所・時期

宗像では留鳥で,一年中見ることができる。釣川流域,溜め池,ダム湖などで観察される。鳴きながら高速で水面上を飛行したり,水面付近の枝や杭に乗って水に飛び込んで漁をする姿を見ることができる。繁殖も確認されている。

特徴

全長17㎝。雌雄はほぼ同色であるが,嘴,色合いに若干の違いがある。
小さい体に大きな頭と長い嘴,短い足を持つ。上面は青緑色で,頭部は淡黄色の斑と黒い斑模様がある。嘴の付け根と耳羽後方に白斑がある。背から上尾筒は光沢のある鮮やかな青色をしており,喉は白く,胸から下尾筒が赤褐色で,足は鮮やかな赤色である。
嘴について,雄は全体が黒色であるが,雌は,下嘴がオレンジ色となる。
漢字表記の翡翠については,翡が雄を,翠が雌を指すとされている。

習性

海岸から低山の河川,湖沼,池などに生息する。繁殖期はつがいで,それ以外では一羽で縄張りを付くって生活する。一定の休息場と食事場を持ち,ある程度決まった時間で行動する。高い場所にとまったり,滞空飛行したりして水中に飛び込み,魚類や甲殻類などを捕食する。
堤防などに穴を掘って営巣したり,堤防の隙間に営巣する。

分布

留鳥または漂鳥としてほぼ全国で生息する。
世界的に見ても,北米大陸を除く,北半球を中心に幅広く分布する。熱帯地方でも,スマトラ島,ジャワ島,ボルネオ等に生息する。

その他

カワセミは非常に人気のある美しい鳥で,カワセミしか撮さないというカメラマンもいる。東京などでは,カワセミ一羽にカメラマン100人ということもあるらしい。
最近,水辺の環境が改善され,都市でも見ることができるようになった。福岡城のお堀でも繁殖が確認されている。

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