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自然

宗像市に生息するホタル

宗像市のホタルの種類

宗像市には、ゲンジボタルとヘイケボタル、ヒメボタル、オオマドボタルが生息しています。
このうち、川で繁殖する(幼虫が水中で生活)ホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類です。

名称 ゲンジボタル ヘイケボタル ヒメボタル
成虫の形態
成虫の体長 雄:18mm
雌:15mm
雄:10mm
雌:8mm
雄:7mm
雌:9mm
腹部発光器
(黄白色)
発光周期(色) 約2秒間隔
(黄色)
約1秒間隔
(黄色)
約0.5秒間隔
(少し赤みを帯びた黄色)
成虫の発生 5月中旬~6月 6月~7月 5月~6月
幼虫の生活 水中生活
(8月から翌年3月まで)
水中生活
(8月から翌年4月まで)
陸上生活
(8月から2年間)
ホタルが住み良い環境

自然が豊かな川が理想ですが、都市部の水路においても下図のような条件を満たせば、環境にやさしく、ホタルをはじめとする生き物が生息します。

ゲンジボタルの生態
●産卵
直径約0.5mmの黄色卵を雌1匹が約500個産みます。
●幼虫
気温25℃で約25日で孵化します。
カワニナという巻貝を成虫になるまでに約100匹も食べます。
●成熟幼虫
6回脱皮して翌年3月に体長約2.5cmの成熟幼虫になります。
4月上旬の夜上陸し、川岸を約50cm登り、湿った草むらに約3cmの穴を掘り、楕円形の土マユをつくります。
5月上旬に真白なサナギになり、12日間経って羽化し成虫になります。
ゲンジボタルの一生
6月 交尾
7月 産卵
8月~
翌年3月
孵化
水中生活
(カワニナを食べ6回脱皮)
4月 上陸
5月 サナギ
6月 羽化
ゲンジボタルの繁殖

ゲンジボタルを繁殖させるには、次の3つの条件が少なくとも必要です。
この3つの条件を整えるために、河川の美化をしなければなりません。そうすることによって、自然環境を回復させることができます。

①産卵場所
スギコケの生えた日陰の水辺が必要です。
②幼虫とカワニナの生育場所
水深約30cmの浅い川で、秒速約30cmの緩やかな流れ、水温は約20℃、水質は弱アルカリ性で、透明な水がよい。
③サナギになる場所
川岸の水面より約50cm上部に、湿った柔らかい土が必要です。
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