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色定法師一筆一切経(国指定 書跡)

指定

説明

色定法師は、宗像神社の社僧兼祐の子である。法華経四功徳の文を読んで感得し、父母の菩提を弔うため一切経の書写を発願した。
文治3(1187)年4月1日29才で書写を始め、42年間を費して安貞2(1228)年70才で五〇四八巻全部を写し、これを宗像大社に献納した。仁治3(1242)年11月6日84才で入滅したという。
いわゆる一切経書写には、伝教大師、僧天海、鉄眼等の例があるが、これらは多くの資力・人力を動員してなされたものであって、色定のように一社僧の身で単身この事業を成し遂げたことは驚異である。なお、現在は宗像大社神宝館に収蔵されている。

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