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2009年(平成21年)宗像市文化財調査報告書第61集/『概報 田熊石畑遺跡』

田熊石畑遺跡(たぐまいしはたけいせき)は平成20年4月より民間の開発事業に先がけた発掘調査が行われ、調査区約3.1万㎡の全域に弥生時代を中心とした集落が検出されました。なかでも当初予想していなかった弥生時代中期前半(紀元前2世紀)頃の有力者集団の墓域が見つかり、調査した6基の墳墓から副葬品として合計15点の武器形青銅器などが出土するなど大きな成果が上がりました。玄界灘の東辺部に位置する弥生時代のムナカタ族が、北部九州屈指の有力集団として成長していたことがわかるなど、きわめて重要な遺跡であることから、平成22年2月22日に国の史跡に指定されました。

『概報 田熊石畑遺跡』宗像市文化財調査報告書第61集(7 MB)
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