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キジョラン
袋果
種目 | キジョラン (鬼女蘭) | 分類 |
キョウチクトウ科 キジョラン属 |
学名 | Marsdenia tomentosa Morr | 英名 |
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キジョラン (鬼女蘭) |
キョウチクトウ科 キジョラン属 |
Marsdenia tomentosa Morr |
- |
暖地の常緑樹林内に生える常緑のつる性多年草。許斐山や城山などの登山道に多く見られる。つるは緑色で強く近くの樹木に巻き付き旺盛に伸びる。下部は木質。葉は革質で表面は濃緑色でつやがあり、ほぼ円形のハート型で先だけ急に細く尖る。7~10月頃径4㎜ほどの淡黄色の花が葉腋に多数つく。開花後一年以上経った冬、約10㎝位の楕円形の袋果が裂けて、長い絹毛(種髪)を持つ種子が出る。これを鬼女の髪に見立てて、「鬼女蘭」。茎や葉を切ると有毒の白い乳液が溢れ出る。
チョウのアサギマダラの食草で、葉に丸い穴が空いているのがよく見られるが、幼虫の食べた痕である。葉裏を見ると小さな幼虫が見つかることがある。