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トウネン
種目 | トウネン (当年) | 分類 |
チドリ目 シギ科 オバシギ属 |
学名 | Calidris roficollis | 英名 | Red-necked Stint |
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トウネン (当年) |
チドリ目 シギ科 オバシギ属 |
Calidris roficollis | Red-necked Stint |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,春秋の渡りの時期に渡来する。しかし,数が少なく,余り見る機会は無い。代掻き後の水田や田植え直後の水田でたまに見かけることがある。
特徴
全長15㎝。雌雄同色の小型のチドリ類である。
夏羽は,顔から胸が赤褐色で,頭頂から後頸に黒褐色の縦斑がある。上面は雨覆,三列風切の一部を除き,軸斑が黒く,赤褐色斑があり,羽先が白い。中央尾羽の羽縁に赤みが強い個体は稀である。体下面が白く,嘴と脚は黒い。
冬羽は,上面が一様に灰褐色で,羽軸は黒褐色となる。
習性
旅鳥として,干潟,河口,砂浜,水田,湿地に渡来する。群れで行動し,数千羽になることもあるが,宗像ではほとんど単独か小群である。干潟や休耕田などの浅瀬で,嘴を下にしたまま歩き回り,地表面の甲殻類や貝類,昆虫類の幼虫などを食べる。
分布
北極海沿岸部で繁殖し,フィリピン,南シナ海沿岸,インドネシア列島沿岸,オーストラリア大陸沿岸などで越冬する。
その他
トウネン(当年)という名称は,その年生まれた小さな鳥(当年子=とうねご)という意味でつけられたという。