宗像市でみられる場所・時期

冬鳥。宗像では１０月頃から３月頃まで見ることができる。釣川河口付近やダム湖などで見ることが多い。

特徴

全長４８㎝。
雄は，ナポレオン帽子のような頭部をしており，眼から後頭は緑色光沢で，他は赤紫色。額に白斑がある。喉から上顎は淡黄色で，黒い頸輪がある。体は全体に灰色で，胸の白黒の鱗模様は脇に行くほど細かくなる。長い三列風切は黒くてクリーム色の羽縁があり腰から尾羽を覆うように流れている。下尾筒は黒く，両側に黄色の三角斑がある。
雌は全体に褐色で，顔から上頸は灰色みを帯びる。
雌雄ともに嘴は黒い。翼鏡は緑色で，上下は白線に挟まれる。

習性

河川，池，湖沼，内湾などに生息する。群れは１０羽ほどになることが多く，他の淡水ガモと同じものを食べる。

分布

冬鳥。全国的に生息するが，北海道では少数が繁殖する。中国大陸から，朝鮮半島，日本列島で越冬する。繁殖地はシベリア東部から，沿海州，カムチャッカ半島にかけてである。

その他

美しい鴨で人気がある。通称「ナポレオン帽子」。