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ハシビロガモ
種目 | ハシビロガモ (嘴広鴨) | 分類 |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
学名 | Anas clypeata | 英名 | Northern Sholver |
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ハシビロガモ (嘴広鴨) |
カモ目 カモ科 マガモ属 |
Anas clypeata | Northern Sholver |
宗像市でみられる場所・時期
冬鳥として渡来し,10月~4月にかけてみることができる。
各地の溜め池で越冬しており,比較的よく見ることができる。
特徴
全長50㎝。嘴がスコップのように幅広くなっているのが特徴である。
雄は頭部が光沢のある緑色と青紫色,頸から胸と下腹は白く,脇と腹は赤茶色。長い肩羽は緑色光沢があり,軸斑は白い。翼は中・小雨覆が青灰色で,大雨覆は白い。腰と上下尾筒は黒く,尾は白く,中央は白っぽい。嘴は黒く,虹彩は黄色。
眼は体が明るめの褐色で,嘴は淡橙褐色,虹彩は茶褐色である。
雌雄とも足は橙色である。
習性
冬鳥で,湖沼,河川,海岸,溜め池などで生活する。
プランクトンを好むほか,植物の破片などを食べる。ヘラ状の嘴で水面をビチャビチャと動かしながらプランクトンをこしとるように食べる。水面上を群れで円を描くようにぐるぐると回り,中央に餌を集める独特な採餌をする。
10羽以上のハシビロガモがぐるぐる回っている姿は壮観である。
分布
北半球に広く分布している。シベリア,カナダ北部,アラスカ,ヨーロッパなどで繁殖し,地中海沿岸,インド亜大陸,インドシナ半島と,日本列島周辺で越冬する。
その他
英名では幅広い嘴をショベルに見立ててShovelerと呼ぶ。