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トラツグミ
種目 | トラツグミ (虎鶫) | 分類 |
スズメ目 ヒタキ科 トラツグミ属 |
学名 | Zoothera dauma | 英名 | Scaly Thrush |
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トラツグミ (虎鶫) |
スズメ目 ヒタキ科 トラツグミ属 |
Zoothera dauma | Scaly Thrush |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では留鳥で,島嶼部を除く市内全域で,一年中,見ることができるが,個体数が少なく,観察できる機会は限られている。
特徴
全長約30㎝。キジバトより小さい。日本で見ることができるツグミ類で最大である。雌雄同色。
全身黄褐色で,体下面は白色である。額から体上面はオリーブ褐色,黒褐色,淡黄褐色の斑がある。嘴は黒褐色で,会合線から下嘴基部は肉色,足は淡黄色である。眼は大きく,虹彩は暗褐色である。尾羽は14枚。
「ヒィー」,「ツィー」など口笛を吹くような声で囀る。地鳴きは「シーッ」,「ガッ ガッ」,「ギョッ」など様々な声を出す。
習性
平地から山地の林で生息する。繁殖期以外は一羽で生活し,繁殖期は林内から出てくることは少ないが,越冬期は裸地や芝地,林縁などに出て,地上を歩きながら時々腰を上下に揺らしては,ミミズ類や昆虫の幼虫を好んで捕らえる。
分布
奄美大島以北で,留鳥または漂鳥である。北海道では夏鳥となる。冬は暖地に移動し,市街地の公園や人家の庭などにも訪れる。
シベリア東部,沿海州,カラフトで夏鳥として繁殖し,日本列島,南シナ海北部沿岸,フィリピンなどで留鳥,インドシナ半島,インド亜大陸北東部,ジャワ島などで夏鳥となる。