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オオバン

種目 オオバン (大鷭) 分類 ツル目
クイナ科
オオバン属
学名 Fulica atra 英名 Eurasian Goot
オオバン
(大鷭)
ツル目
クイナ科
オオバン属
Fulica atra Eurasian Goot

宗像市でみられる場所・時期

宗像では冬鳥で,9月から5月ころまで見ることができる。市内各地の溜め池,ダム湖,河川などで観察できる。
近年増加傾向にあり,バンよりも見かける機会が増えている。

特徴

全長39㎝。雌雄同色である。
全身が黒く,嘴と額板は白い(クリーム色)ため一目で分かる。上面はやや青灰色みがあり,頭部とのコントラストがある。白い嘴はかすかに淡い紅色を帯びる。虹彩は赤い。飛翔時は,次列風切後縁の白帯が目立つ。
足には特異な水かきがあり,弁足と呼ばれ泳ぎがうまい。

習性

平地の湖沼,池,河川,港,内湾などに生息する。近年増加傾向にあり,人に対する警戒心が薄れる傾向にある。泳いでいることが多く,泳ぎながら水草や昆虫類の幼虫などを食べる。

分布

日本国内では,積雪の多いところでは夏鳥,それ以外では留鳥または漂鳥で,南西諸島では冬鳥である。ほぼ全国で観察できる。
世界的にも広く分布し,南北アメリカ大陸,熱帯,乾燥地帯,アフリカ大陸を除いて広く分布している。

その他

バンとの識別ポイントので最もはっきりしているのは,額板の色である。バンは赤,本種は白または薄いピンク色となっていて見間違うことは無い。

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