自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
クロサギ
種目 | クロサギ (黒鷺) | 分類 |
ペリカン目 サギ科 コサギ属 |
学名 | Egretta sakura | 英名 | Pacific Reef Heron |
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クロサギ (黒鷺) |
ペリカン目 サギ科 コサギ属 |
Egretta sakura | Pacific Reef Heron |
宗像市でみられる場所・時期
留鳥で,一年中,宗像大島,地島の海岸で見ることができるが,数は多くない。鐘崎から神湊の間の海岸や港で見ることができる場合もある。
なお,クロサギには,黒タイプと白タイプがあるが,宗像では黒タイプしか見ることができない。白タイプは南西諸島で見ることができる。南西諸島では黒タイプと白タイプが混在する。
特徴
全長62.5㎝。雌雄同色。
黒色型と白色型の二種類ある。宗像では黒色型しか見られないが,南西諸島では白色型が増える。
黒色型は全身が青灰黒色,喉が白いものがおり,九州以北が多い。白色型全身暗色の小型のサギは、日本では本種だけである。羽色は青みのあるスレート色で、足と嘴は黄色っぽいのが特徴。繁殖期には後頭に短い冠羽が出る。
習性
海岸の岩場,砂地,入り江,干潟。河口などに生息する。普段は一羽で行動し,磯の水辺などで足指を震わせたり,飛び跳ねたりして魚やカニなどを物陰から追い出して食べる。
分布
日本からニュージーランドにかけての環太平洋の沿岸部に分布する。日本では本州以南の海岸で一年中見ることができる。
その他
全身黒いのは岩礁に生息するための適応である。南方のサンゴ礁では全身羽色が白い「白色型」のクロサギも見ることができる。この白いクロサギは,日本では南西諸島でしか見ることができない。