自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
エゾムシクイ
種目 | エゾムシクイ (蝦夷虫食) | 分類 |
スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属 |
学名 | Phylloscopus borealoides | 英名 | Sakhalin Leaf Warbler |
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エゾムシクイ (蝦夷虫食) |
スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属 |
Phylloscopus borealoides | Sakhalin Leaf Warbler |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では旅鳥で,春秋の渡りの時期(5月ころ,9月から10月ころ)に,島嶼部,海岸付近で観察できる。ただし,春の渡りの時期に発見されることが多い。
暗いところを好むため,観察機会は限られてくる。
特徴
全長12㎝。雌雄同色である。
頭頂は,暗灰褐色で,背からの上面は緑褐色で,黄白色の翼帯が1~2本ある。眉斑は白くて明瞭で,前方がバフ色みを帯びる。過眼線は暗褐色。体下面は汚白色で黄色みはない。嘴は黒褐色で下嘴先端を除き肉褐色で,足は明るい肉色である。
囀りは「ヒーツーチー」と高い声,地鳴きは短く「ピッ ピッ」と鳴く。
習性
平地から山地までの針葉樹林帯や針広混交林に生息する。亜高山帯で観察されることが多い。
日本に生息するムシクイ類の中では,特に暗いところを好んで生活する。繁殖地では,縄張り内の林内や灌木の上で活発に動き回り,昆虫類やクモ類などを食べる。
分布
夏鳥として中部地方以北と四国に飛来する。それ以外の地域では旅鳥となる。九州でも繁殖の可能性がある。渡りの時期には各地の平地でも観察できる。
日本列島で繁殖し,マレー半島,スマトラ島,ジャワ島,バリ島などで越冬する。
その他
ウスリームシクイ(アムールムシクイ,キタムシクイとも)と酷似する。一番の違いは鳴き声である。