自然
むなかたで見ることがでみる野鳥の図鑑です
むなかたの野鳥
オオジュリン
種目 | オオジュリン (大寿林) | 分類 |
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属 |
学名 | Emberiza schoeniclus | 英名 | Common Reed Bunting |
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オオジュリン (大寿林) |
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属 |
Emberiza schoeniclus | Common Reed Bunting |
宗像市でみられる場所・時期
宗像では冬鳥で,10月末から3月ころまでの間,アシの生えている河川敷,溜め池などで観察することができる。基本的にアシに依存して生活しているため,アシの生えている場所でないと観察ができない。
特徴
全長16㎝でスズメとほぼ同じ大きさである。
雄の夏羽h亜,頭部,顎から胸にかけて黒色で,頰側線から後頸,胸側から体下面は白色となる。背以下の体上面は茶褐色で黒褐色の縦斑がある。
雌は,頭部から体上面は淡褐色で,背,雨覆は茶褐色,黒褐色の縦斑がある。頭側線,頰,顎線は黒褐色と淡褐色の斑があり,頭央線は淡褐色となる。
嘴は上下とも黒褐色で,嘴峰は丸みがある。会合線,下嘴は灰褐色の傾向を帯びる。足は暗褐色で,特に趾が黒い。
習性
平地のアシ原,河原などに飛来し,越冬期は小群で生活する。アシ原に依存し,他の場所に入ることは少ない。アシの葉鞘を剥いて中にいるカイガラムシを食べる。
「チュイーン」と地鳴きし,「チィ チュ チュイーン」などと囀る。
分布
漂鳥であり,ほぼ全国に分布する。東北地方以北の平地の限られた草原,ヨシ原,牧草地などで繁殖する。冬は本州以南のアシ原,草地,農耕地などで越冬する。
カムチャッカ半島,千島列島,カラフトなどで繁殖し,中国福建省,広東省沿岸部で越冬する。また,ユーラシア大陸西部,スカンジナビア半島東ヨーロッパで繁殖し,ドイツ,フランス,イギリスなどで留鳥となる。その中の一部が地中海沿岸部で越冬する。