宗像市でみられる場所・時期

冬鳥で，１０月から４月にかけて見ることができる。宗像では釣川下流域（上多禮橋より下流）で沢山のヒドリガモの中に一羽か２羽紛れ込んでいる。
宗像では，ヒドリガモと一緒に共同生活をしている。

特徴

全長４８㎝。
雄は，額から頭頂が淡いクリーム色で，顔はごま塩模様。目の周りが黒く，後方に緑色光沢がある。胸から脇は葡萄色で下尾筒は黒い。尾は基部と中央尾羽が黒い。尾は，基部と中央尾羽が黒い。
雌は，ヒドリガモに似るが顔に灰色味が強い。
雌雄共に嘴は鉛色で，先端が黒く，尾は基部に黒色部がある。腹から下腹は白く，腋羽と下雨覆は白色。翼鏡は緑色。

習性

河川，池，湖沼，内湾などで生息し，越冬期はヒドリガモなどの群れに入って生活していることが多い。

分布

基本的には北米大陸に生息するカモである。
アラスカからカナダ北部で繁殖し，米国ワシントン州以南，パナマ付近までの太平洋岸，カリブ海沿岸，マサチューセッツ州以南キューバまでの大西洋岸などで生活する。

その他

カモ類一般にいえることであるが，カモ類は混血（ハイブリッド）しやすい傾向がある。特に，日本に渡来するアメリカヒドリは，混血しやすいので，純血種はなかなか見ることができない。