歴史・文化
くらしと共にあった道具
海女が使っていた道具
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① あたまかぶり
いそかぶりともいう。70cmに30cmの木綿で頭が冷えないように前部に巾12cm、長さ21cmくらいの裏布をつけて二重にする。
×にぬいつけ×の下に大の字を糸でさしてあり、すみになすびの絵のものもある。 -
② 水めがね
(水中眼鏡)このめがねをつけるようになったのは今から4、50年前からといい、しんちゅう性で深いところにもぐるのに適している。
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③ いそじゅばん
いそいり(潜水)の時にきる着物で、ひもでゆわえるのとボタンをかけるものとある。
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④ はちこなわ
ハチコともいい腰につける縄で、稲わらで作り、中央の縄のよりは16節にした。
つまり2つづつ数えていけば8つになるのでハチコという。 -
⑤ あわびぶくろ
木綿糸で作った小さいあみ袋で肩にかける。海底でとったあわびを入れる。
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⑥ きりがい
海底であわびを見つけて呼吸のつづかない時に目印にするもので、7、8cmのひもをつけてハチコにはさむ。
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⑦ いそおけ
(磯桶)浅いところでカチアマが使用する直径60cmくらいの桶で、長いひもを身体につけている。
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⑧ いそひばち
(磯火鉢)船で暖まるために、火をたく手作りの火鉢で、箱、瓦、ねんどで作る。
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⑨ いそかご
用具を入れて運ぶ竹かご。